鹿児島県の住宅相場価格と環境

このページでは、鹿児島県で家を建てる時にかかる料金や相場を
各種データを用いて、細かく紹介していきます。
また、地域別、路線別の環境なども紹介しています。
※データは、総務省、国土交通省などの信頼性の高いデータを元にしています。

 

 

いくらかかる？鹿児島県で家をたてたときの金額とは〜データ編

まずは、以下のデータを見てください。鹿児島県で家を建てるときの相場です。
これをもとにお話しをしていきます。

鹿児島県一戸建ての坪単価	木造56.1万円 鉄筋66万円
鹿児島県一戸建ての家の広さ	34.1坪
鹿児島県の土地代（1坪当たり）	9万2070円
鹿児島県で家を建てるときの土地の広さ	58坪（うち34.1坪が家）

※「1平米」で表記されているデータは『3.3平米＝1坪』として計算しています
※「土地の広さ」に関しては、「家の広さの1.7倍」というのが相場です
※参照データ : 『総務省』−「利用関係別、構造別、建て方別（住宅の工事費）／戸数、床面積、工事費予定額、１戸あたり工事費予定額、１平米あたり工事費予定額 」、『国土交通省』−「都道府県別・用途別平均価格表」
木造住宅を建てるときの相場が、
坪単価当たり56.1万円（木造）〜66万円（鉄筋）くらいが相場です。
また平成27年の鹿児島県住宅地の土地単価は坪当たり9万2070円程度です。

実践編：シミュレーションをしよう

上のデータを元に実際に一軒家を建てるとき、どのくらいかかるのか計算してみました。

木造の場合は、

家の金額	34.1坪×56.1万円＝1913万0100円
土地の金額	34.1坪×1.7倍×9万2070円＝533万7298円
土地＋家の金額	533万7298円＋1913万0100円＝2446万7398円

 

鉄筋の場合は、

家の金額	34.1坪×66万円＝2250万6000円
土地の金額	34.1坪×1.7倍×9万2070円＝533万7298円
土地＋家の金額	533万7298円＋2250万6000円＝2784万3298円

となります。

 

付帯工事もかかる

 

このほか、付帯工事としてかかる金額があります。
これは家の条件や立地などによって大きく変わるため、
一概には言えませんが、数百万円はかかる、とみておいた方が安全です。

 

それでは、代表的な工事項目を相場金額と併せて紹介します。

建て替えなど古い建物の解体工事関連費用	40万円〜135万円
測量・地盤調査費用	8万円〜10万円（うち測量費3万）
地盤改良・基礎補強工事	115万円〜290万円
造成工事	0万円〜30万円
ガス・給排水（本管引込）工事	50万円〜100万円
外構・造園等エクステリア関連費用	50万円〜200万円
空調・照明・カーテン等インテリア関連費用	140万円〜330万円
その他（ＴＶアンテナ・通信回線）工事	1万円〜2万円
合計	約751万円

※項目や金額はケースバイケースで代わりますので、あくまで目安の一つとしてお考えください
※金額に幅がある場合は、その幅のなかの平均額を足して、合計を計算しています

 

諸経費もかかる

 

付帯工事と並んで、もう一つ気をつけないといけないのが諸経費です。

確認申請・竣工検査料		15万円〜25万円
建築工事請負契約書の印紙税		1万円
登記費用（所有権保存登記の登録免許税および司法書士報酬料）		木造28万円 鉄筋30万円 (うち司法書士報酬10万円として算出)
不増産取得税（計算額から標準税率で算出）		木造98万円 鉄筋111万円
住宅ローン関連費用（全額ローンとして）	金銭消費貸借契約書に掛かる印紙税	2万円
	抵当権設定登記の登録免許税および司法書士報酬料	木造7万円 鉄筋8万円 （うち司法書士報酬5万円として算出）
	火災、地震保険料	5万円〜30万円
給水・放流負担金や街並保全費等		0万円〜20万円
合計		木造184万円 鉄筋200万円

※項目や金額はケースバイケースで代わりますので、あくまで目安の一つとしてお考えください
※金額に幅がある場合は、その幅のなかの平均額を足して、合計を計算しています

 

この付帯工事費と諸経費を、さきほどの住宅建設費用に足すと、
木造の場合は3381万7398円（2446万7398円＋751万円＋184万円）
鉄筋の場合は3735万3298円（2784万3298円＋751万円＋200万円）
となります。

 

その他の費用について

 

直接、住宅を建てるお金としてかかる訳ではありませんが、こういった費用もかかります。

引越し費用	10万円〜30万円
式祭典費用	5万円〜15万円
その他（着工、引っ越し挨拶）	0.5万円〜１万円
合計	約31万円

※項目や金額はケースバイケースで代わりますので、あくまで目安の一つとしてお考えください
※金額に幅がある場合は、その幅のなかの平均額を足して、合計を計算しています

 

さきほどの金額に、この「その他の費用」も足すと、
木造の場合は3412万7398円（3381万7398円＋31万円）
鉄筋の場合は3766万3298円（3735万3298円＋31万円）
となります。

 

 

鹿児島県の住宅事情に関して

このように、鹿児島県の住宅の相場は、3412万円〜3766万円といったところになります。

 

鹿児島県の地価は安く、ほぼ全ての市町村で下落傾向です。
ただ、生活利便性が向上した地域や、
九州新幹線鹿児島ルートの開通による観光客増加の経済効果があった市では、
地価の下落率は縮小しています。

 

一方、地元経済の低迷している市町や、郡部の過疎化や老齢化が進む各町の住宅地は、
地価の下落が続き下落率も拡大しています。

 

鉄道路線は、鹿児島中央駅からＪＲ鹿児島本線が西に日置市・いちき串木野市を通って川内へ、
川内から肥薩おれんじ鉄道が海岸沿いを熊本へ、
またＪＲ日豊本線は北東に鹿児島湾沿いから始良市・霧島市を通って宮崎へとつなぎます。

 

日豊本線の隼人駅からは北へ分岐する肥薩線が宮崎県えびの市を経て熊本へ、
肥薩線の吉松駅からは吉都線が志布志からも日南線が宮崎県へつなぐ他、
指宿枕崎線が枕崎への路線をのばし、沿線の人気は高いようです。

 

さらに鹿児島市では路面電車が２系統あり、路線バスも運行されていますが、
自家用車利用率も高く、日常交通での利用は６割を超えています。

 

気候は、県全体では温帯と亜熱帯の気候ですが、本土と離島で大きく異なります。
奄美地方は南日本気候に属して暖かく、県本土も全体的には温暖ですが、
伊佐市など積雪地域もあり、
鹿児島市でも積雪回数は九州の県庁所在地で最も多く観測されています。

 

夏から秋にかけて多くの台風が接近する日本有数の台風銀座で、
桜島の噴火や地震など自然災害も少なくないため、
立地・地盤の確認や防災への備えを考慮されることをお勧めします。

 

また下水道普及率も低いので、
浄化槽などの排水設備について自治体の施策を確認する方がよいでしょう。

 

 

資料請求で鹿児島県の具体的な相場を知ろう！

上記の金額は、鹿児島県で家を立てた方のデータから導き出した平均値に過ぎません。

 

家を建てる人それそれで住みたい家は変わりますので、
よりくわしい金額が知るには業者に希望条件を伝えて見積りを取るのが一番です。

 

 

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